ビルオーナーをしていると、日々様々な悩みが出てくることと思います。そんな時、どんな解決方法があるのかを知っておきたいですよね。そこで今回はビルオーナー様のお悩み別にビルメンテナンス・マネジメントサービスをご紹介します。

 

お悩み①オフィスビルの空室を減らしたい

空室があることは利益の損失に直結します。オフィスビルの空室をなんとかしたいというお悩みは切実なものです。

 

そんな時はビルマネジメント企業にテナント誘致から契約締結までを依頼することができます。専門業者は周辺環境の変化や市場の情報など、なかなかオーナー様だけでは把握し切れない情報を持っています。そして、それらの情報を元に、様々な方法の中から最適なものを選び、実行してくれます。

 

その地域のマーケティングに長けたビルマネジメント業者を選ぶことで、よりビルの稼働率と生産性の向上が見込めるでしょう。

 

お悩み②ビル管理の手間暇を削減したい

蛍光灯が切れた、水が溜まった、空調の調子が悪い、破損箇所があるなど日々の要望に対応したり、テナントや各種業者との折衝をしたり、ビル管理と一口にいっても様々な業務があります。これら複数の業者とやり取りや契約も行わなければなりません。
このように多岐にわたる管理業務に追われているオーナー様もおられるのではないでしょうか。

 

ビルマネジメント・メンテナンス業者では、これらのビル管理業務を一括で請け負うことができます。
ビル管理法に指定されているビルであれば、定期的に水や空気の検査、受水槽の清掃、害虫駆除などを行わなければなりませんが、これらの業者とのやりとりから現場の立会いまでも、かわりに対応してくます。
オーナー様の判断が必要な場合は、利用者との間に立ってスムーズに話し合いなどを進めることも可能となります。
また専門業者に依頼することで、管理業務の記録をしっかりと残すことができることも大きなメリットといえます。

 

お悩み③賃料滞納をなんとかしたい

どんなに空室がなくても、賃料が支払われなければ意味がありません。景気が良くなってきているとはいえ、全ての会社の経営がうまくいくわけではなく、賃料滞納が発生するリスクはあります。
賃料滞納が続いている場合、支払いをしてもらったり、退去してもらったりという対応、交渉が必要となり、大きな労力を要します。また、訴訟となるとかなりの期間と費用が必要となってしまいます。
さらに、通常の管理業務などとは違い、何かと不慣れな場合も多いかもしれません。

 

ビルマネジメント業者では、そもそも滞納が起こらないようにするために日頃からテナント各社を管理し、滞納が発生した時も代わりに支払い交渉や退去要請を行ってくれるのです。
賃料滞納の際には毅然とした対応が求められますが、よく見知った相手であればなかなか難しいものです。そこをプロに任せることで、利益の喪失を減少させ、ビルオーナー様の心身の負担を減らすことができます。

 

お悩み④事故や犯罪をなんとかしたい

事故や犯罪は残念ながら起こってしまうもの。事故や犯罪が多いと、利用者様の満足度は低下し、最悪の場合退去につながる可能性もある大問題です。
完全になくすことは難しいですが、防犯・防火対策、事故防止対策を行うことで、抑制することは可能です。
とはいえ防止策を行うといっても、相手が犯罪や事故となると素人では対策が特に難しいでしょう。

 

外注できる防止策として、まずは保安警備が挙げられます。ビルであれば、来訪者の案内・出入管理、ビルの巡回、防災センターの監視装置チェック、消防設備の点検などを行います。駐車場があるビルであれば特に事故が心配されますが、こうした管理を行うことで事故減少にもつながります。
現場スタッフもしっかりと教育を受けた人が担当しますので安心です。業者選びの際には、スタッフの教育に力を入れているという点にも注目すると、なお安心ですね。

 

放火対策としては、そもそも火災報知器や消火器などの定期点検が法律で義務付けられており、こうした点検のスケジュールも含め、実施まで任せることができます。うっかり忘れて法律違反を犯すなどという心配もなくなりますよ。

 

お悩み⑤害獣・害虫をなんとかしたい

害獣・害虫に頭を悩ませておられるオーナーさんも多いです。素人では徹底的に駆除することは難しいですし、近年は虫が苦手な方が増えており、特に害虫が発生すると大きなクレームやトラブルに発生する可能性があります。
クレームが入った時点で駆除をし、また発生したら改めて駆除をする、という繰り返しでは手間もかかりますし、ビル利用者の不満もたまってしまいますよね。

 

これらの悩みを解決するために、定期的な点検から徹底的な駆除までビルメンテナンス企業に依頼することができます。
そもそも延べ面積3,000㎡以上の特定建築物の場合、6ヶ月に1回、害虫の生息調査が義務づけられていますが、それ以外の場合でも定期的に点検し、大量発生を防ぐことが、結果的に費用を抑え、利用者の満足度向上につながります。
生息調査で異常が見つかれば、当然害虫予防・駆除を行うことになります。こちらも専門業者に徹底的に駆除してもらうと安心ですね。

 

害虫調査は建築物環境衛生管理技術者（ビル管理士）が行うのですが、調査や駆除はビルメンテナンス会社が直接行う場合より、専門業者を手配し依頼することが多いようです。

 

お悩み⑥ビルの劣化や汚れが気になる

ビルや設備の劣化や汚れは、大きな事故やクレームに繋がる恐れがあります。故障や損傷が発生すると、余計な費用が必要になってしまうこともあるでしょう。オーナー様としてはできるだけ所有するビルを美しく保ち、劣化した部分を修繕したいと考えると思いますが、いつどのように修繕やリニューアルを行えば良いか悩む方もいるのではないでしょうか。

 

ビルマネジメント・メンテンス業者では、外装内装、設備のメンテナンスや修繕はもちろん、近年その必要性が高まっている耐震補強の提案や工事も行ってくれます。築年数によっては、耐震工事を行うよりも一度更地にして建て替えるといったような、なかなか自分では決断できないような提案も行ってくれるでしょう。
また大掛かりな修繕だけではなく、日々の清掃業務も任せることができるので、テナント様や居住者様の満足度の向上にもつながります。

 

さらに今現在起こっている問題点を解決するだけでなく、所有ビルの価値をできるだけ長く維持し続けるための長期修繕計画まで行うことも可能です。

 

お悩み⑦様々なクレームをうまく処理したい

テナント様のクレームは様々です。マンション管理となると、さらにそのクレームの種類は増えることになります。
クレームには迅速丁寧に対応する必要がありますが、不慣れな人が行うと余計に相手を怒らせてしまったり、話し合いがこじれてしまったりする可能性があります。
それに加え、クレーム対応は大きなストレスがかかり、実際問題ここが一番辛いというオーナー様もおられることでしょう。

 

ビルマネジメント・メンテナンス業者では、これらのクレームを一手に引き受けてくれます。クレーム対応のプロに任せることで早期解決を期待でき、オーナー様にとってもテナント様にとってもプラスとなるでしょう。

 

お悩み⑧ビル管理に関する費用が高い

ビル所有で得られる収入に対し、管理にかかる費用が高すぎると悩んでおられるオーナー様もおられると思います。
今の管理体制を始めてから時間が経っていればいるほど、現在の状況が変化している可能性があります。

 

すでに外部業者にビル管理を任せていると、なかなか見直しをする機会がないかもしれません。しかし定期的に現業者との管理費用見直しを行ったり、場合によってはいくつか他の業者で見積もりをとったりして、適切な価格でサービス提供を受けられるようにしましょう。
もし価格が変わらなくても、その金額になる理由が明確になれば（世の中の相場の変化など）、気に病むことなく安心して業者に任せることができるようになると思います。

 

お悩み⑨色々な悩みを相談したい

意外と多いのがこちらの悩み。何か困ったことがあった場合、どうしていいのかわからない場合、相談できてアドバイスをしてくれる先がないこと自体が悩みになっているケースです。

 

ビルマネジメント・メンテナンス業者では、ビル管理に関するありとあらゆる悩みの相談にのってもらえますし、様々な解決方法を示し、実行→解決までを助けてくれます。

 

困った時はここに聞けば大丈夫、というところを持つのは、ビルオーナー様にとって何よりも心強いのではないでしょうか。

 

最後に

ここにあげたもの以外にも、様々な悩みを持つオーナー様はおられると思います。どうしようかと悩んでいる間は辛いですし、悩んでいるだけでは改善されません。その悩みの大小に関わらず、まずはその道のプロに相談し、信頼できるパートナーとなってもらってはいかがでしょうか。